看護部 部署紹介

2023年4月現在

1病棟 病院3F

1病棟は、消化器外科(消化管、肝臓、胆嚢、胆管系、膵臓など)の外科的治療、乳腺外科、内視鏡的治療、内科及び、腫瘍内科、化学療法の患者さんが主に入院されている急性期病棟です。また、日常生活援助を必要とする患者さんも多く入院されています。

手術前から手術後の患者さんが入院されるため、患者さんやご家族の身になって、思いやりのある安全な看護の提供に努めています。疾患によっては、長期に治療を続けないといけない場合もあり、地域連携課、退院支援看護師等と連携しながら、少しでも患者さんやご家族の意向に添って治療が受けられるように、退院調整を行っています。

病棟内の1室を化学療法処置室として運用し、化学療法を受ける患者さんが安心して治療に臨める環境を提供しています。

地域の皆さんに『信頼される、あたたかい看護』が提供でき、安心して入院生活が過ごせるように看護師一同、努力しております。


3病棟 病院4F

3病棟は病床数36床 地域包括ケア病棟と小児科の混合病棟です。
「地域包括ケア病棟」は、急性期の治療が終了し症状が安定したものの、直ぐに自宅や施設等の療養先に移行するには不安のある患者さんに対して、在宅復帰に向けて診療、看護、リハビリを行うことを目的とした病棟です。在宅療養を行っている患者さんの受け入れや地域包括ケアシステムを活かし在宅療養支援を行っています。また、当院の地域包括ケア病棟の特徴として腎臓内科の患者さんを受け入れることができ、血液透析、腹膜透析を受けている患者さんの家族を含めた自己管理支援や、退院支援を行っています。


小児科では、宗像地区の小児科医院との連携を取り、速やかな入院受け入れができるように整えています。
小児の患者さんには、「発達段階に応じた看護ケア」「チーム医療の実践」「専門的な知識や観察力」をもって、ご家族の方が安心していただけるような看護の提供を行っています。


地域包括ケア病棟の役割

  • 急性期治療を経過した患者さんの受け入れ
  • 在宅で療養を行っている患者さんの緊急時の受け入れ
  • 退院支援 在宅の療養環境を整える
  • 退院先や治療選択の意思決定支援
  • 血液透析・腹膜透析の患者さんの受け入れ

5病棟 病院3F

急性期の治療や回復、教育、リハビリを目的とした病棟です。

主な疾患は、COVID-19を含めた感染症、糖尿病、膠原病、腎臓病、肺炎、心不全などの内科疾患です。

また、内視鏡的ポリープ切除・内視鏡的粘膜切除やシャント造設、ペースメーカ埋め込み術など手術が必要な方の受け入れを行います。

病棟の看護師の中には糖尿病療法士、認知症ケア専門士、褥瘡やストーマケア、腹膜透析の専門教育を受けた看護師などが所属し専門知識を活かしながらケアや指導を行います。

糖尿病や慢性腎臓病の教育入院、重度の褥瘡治療にも対応しています。


6病棟(緩和ケア病棟) 病院4F

6病棟は、緩和ケアを必要とするがん患者さんが入院される病棟です。

緩和ケアは終末期に限ったものではありません。がんによる症状緩和(痛み等)が困難な患者さんの入院も受け入れています。症状が緩和されればご自宅での療養も可能となりますので、その際は、安心してご自宅で過ごしていただくためのお手伝いもさせていただきます。

全室個室で、いつでもご家族とともに静かでゆっくりとした時間を過ごしていただけると思います。私たちは、病気ではなく、「病気を持った方とそのご家族」に対して、患者さん、ご家族と話し合いながらよりよい看護を提供できるよう努めています。


緩和ケア病棟のご案内

腎センター 病院2F

腎センターでは血液透析のほかに腎外来として、健康診断の2次検診から精密検査・慢性腎臓病の段階的な治療を行う専門外来(保存期外来・PD外来)があります。専門外来では、腎臓病の進行を予防するために定期的な外来通院・適切なお薬の内服・血圧コントロール・食事療法などを行うことの必要性についてお話させて頂いています。通院が苦痛とならないように全て予約制にし、段階に応じては患者さんおよびご家族と一緒に話をする時間をもち、精神面でのフォローを行っています。また、患者さんが人生において楽しみや大切にしていること、不安などの思いを聞かせて頂き、病気や治療に関して理解して頂けるようにSDM(Shared Descision Making:協働する意思決定)にも取り組んでいます。もう一つの専門外来として、PD(腹膜透析)の外来があります。PD外来では、患者さんご自身の生活スタイルに合わせて在宅で治療が出来るように支援を行っています。

血液透析室では、安全安楽な透析が行えるためのケアの他に、生活指導・心理面のフォロー・合併症のケアを行っています。合併症のケアとして、糖尿病性腎症の患者さんが多くなっていることからフットケアにも力を入れています。

昨今は、高齢の患者さんが多く社会資源を活用しておられる方は年々増加しています。自宅での生活が無理なく続けられるようご家族の方の支援も考え、患者さんがその人らしくより豊かな人生を送れるよう多職種と連携をとっています。

このような中、腎センターでは患者さんに専門的な看護が提供できるように、学会発表・研修会の積極的な参加に心掛けております。今後も自己研鑽に務め、皆様に信頼される医師会病院となるようにスタッフ一同努力していきます。


外来 病院2F

外来では地域支援病院として地域の皆さんが安心して療養生活が送れるよう、多職種と連携しチーム医療に取り組み医療と看護を提供しています。看護ケアの提供として、患者さんが訪れた限られた時間の中で、がん化学療法、糖尿病インスリンや関節リウマチの生物学的製剤などの自己注射指導・生活支援、外科手術療法を受けられる方への説明・支援などを行っています。受診された患者さんと、医師の診察前に接し、状態・緊急度を把握し安全管理に努めています。また、待ち時間の苦痛や不安を出来るだけ軽減出来るよう、外来で過ごす患者さんの観察・声かけ・説明の徹底に努めています。

外来化学療法室にはベッド・リクライニングチェア併せて5床あり、外来・病棟合わせて年間通して多くの化学療法を行っています。化学療法治療についてはがん化学療法看護認定看護師を中心に、安心して治療が受けられるよう、患者さん・ご家族の生活や生き方を大切にしながら、一緒に考えていけるよう努めています。

また、外来医療を取り巻く社会背景(在院日数の短縮化、医療技術の高度化など)によって、外来にて病名告知や治療方針の説明などが行われています。意思決定され、治療を選択される患者さんや緩和治療を選択される患者さんがおられるなかで、患者さんから頼っていただけるような関係作りを目指し、患者さんお一人お一人に声をかけ、距離の近い温かい看護の提供が出来るようスタッフ一丸で心がけています。



手術・検査

私たちは、手術室・中央材料室と内視鏡検査室を担当しています。手術室では、主に消化器外科、その他に腎臓内科、循環器内科の手術も行われています。

内視鏡検査室では、カメラを用いた上部消化管検査と治療、大腸内視鏡検査と治療、ERCPや放射線機器を用いた検査や治療の介助を行っています。

手術や身体侵襲を伴う検査を受けることは、患者さんやご家族にとって不安や苦痛を伴うことがあると思います。その不安や苦痛の軽減のために、術前・術後訪問の充実やリクエストに応じたBGMの実施、安全でスムーズな手術・検査が行えるように準備を整え、手術中の介助、検査時の声かけやタッチングを行い、安心を感じていただけるよう努めています。

知識・技術の向上は、日々の研鑽はもちろん手術・検査ラダーの運用や、内視鏡技師の資格修得、学会や研修会への参加、勉強会の開催など自己研鑽に励んでいます。